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2008年8月中旬の作業日誌
2008年8月20日
 曇晴
 雅美収穫54枚。折った箱の在庫は残り20枚。とりあえず100枚だけ折って追加した。7月末のアランカ収量皮算用では、「8/31で2191枚」と出ていた。今日で累計2188枚。残り10日で、予測をどれだけ上回るか。

2008年8月19日
 雨曇
 クリス収穫49枚。先の着色状況を見るに、昨日までが最後の山だったと思われる。
 29歳になったらしいが、例により自覚はまったくない。しかし遡れば、19歳の終わりに北海道で「野良の洗礼」を受けてから、10年目に入ったということでもあり・・・もう10年になるか。思えば早いもんだが、中でもこの1年は「最も長い1年」になるであろうことは間違いない。
 外はもう、秋の風。

2008年8月18日  やっと2000枚超
 晴
 たぶん昨日あたりで追肥停止。
 雅美収穫88枚。割れは4コンテナ超。今日で累計出荷数は2085枚に到達。とりあえず最低限のラインは超えた・・・とはいえ、今期の当初目標は「カンパリで5000枚=15t」である。カンパリなら、7月中にはとっくに2000枚を超えていただろう。
 アランカで予想より2000枚超えが早まった理由としては、@雨が少なくて想定より割れの廃棄が出なかったこと、A日焼け防止でやや早取りしたこと、B芯止めして玉伸びしたこと、以上3点の寄与が大きいと思われる。この先しばらくの天気はすっきりしない予報。焼けの心配はほとんどないにせよ、どこまで割れずに耐えてくれるか。そして何より、最終的な収量はどれだけになるのか?って、どんだけがんばってくれても、今期が失敗である事実に変わりはない。
 夕方に雅美で今年最後の薬散。先行して無差別殺傷したクリスは屍骸が山積み。アルバリン最強。

2008年8月17日  無差別殺傷
 雨後曇晴
 想定以上に回復。クリス1棟収穫で87枚。カンパリ同様、房取り品種の本領発揮で一気に着色。なお、恐らくは昨日の雨の影響で割れが3コンテナ超となった。中玉のくせに、ミニトマトみたいに割れていらっしゃいます。
 芯止めしたから放置プレイの予定だったが、コナジラミが半端なく増殖している。鼻で吸う⇒口で食う⇒目に入るまでなら、まぁ許容範囲(とはいえ普段の管理ならありえない密度)だったが、今日は「耳に入る」まで来た。残り2〜3段程度だが、アルバリンで無差別殺傷をかました。死ぬがよい。
 合わせて、UVカットフィルムの効果について。あるかないかで言えば、「ある」。だが、注記としてして「サイドを開放する夏秋作型では無意味」を付け加えたい。コナジラミの分布は、ハウス中心ほど低密度で、外側面ほど高密度になっている。たぶん、倍以上の密度差がある。こんなに明確に偏りがある分布は、今まで(通常フィルム使用)見たことがない。つまり、夏秋型でUVカットフィルムを屋根に使用した場合、開放されたままで紫外線が入りまくる外側面に近いエリアに密集して生息する傾向があると思われる。冬場の作型で、サイドのフィルムまでUVカットにすれば、それなりに密度抑制効果はあると想定される。ただし、夏秋型ではわざわざ高い投資をしてもムダになるというのが、やってみての感想。

2008年8月16日
 曇雨
 初参戦となったこの1週間の反省を含め、再確認の復習&さらなる学習並びに物色にいそしむ。やはり「百聞は一見にしかず」。何でもそうだが、実際にやってみることで、同じ情報も違って見えてくるし、理解の深さも変わってくる。そして「不本意」ではあるが、ちょっとずつでも理屈が分かってくると、意外におもしろいんだわ、これが。

2008年8月15日
 曇
 何年ぶりかで村山のMさんと会談。事故の後遺症と戦いつつもなお、百姓を続けるその気合と根性。単純にすげーと思わされる。「体がまともに動くだけマシ」確かにその通り。俺が同じ状況になったら、まず間違いなく百姓から足を洗うだろう。百姓をやめたその時、俺は一体何なのか?ぬけがら?
 目の前の現実は厳として存在する。これに意味はあるのか?てきとーに理由付けすることはできよう。だが、その場しのぎのカンフル剤にしかなるまい。あるのはただ、目の前の現実のみ。それをどう受け止め、あるいはどう受け流すか。この負の連鎖はどこまで続くのか?そして、どう切り返すのか?まったく、生きるってのはジツニオモシロイ。
 なにをやってるんだろうな、俺は。 

2008年8月14日
 雨
 中2日で2棟収穫23枚。次回はそれなりに回復しそうな感じ。
 夜は山形の花火鑑賞。一つ、また一つと頂点に達しては一気に花開き、散る・・・サフイウモノニ、ワタシハナリタヒ。

2008年8月13日
 晴
 昨日ちらっと見た段階で、今日の収穫はなしとした。染まってないのだ。
 年末に、「今年の文字」とかが出てくる(確か去年は「偽」だったか)。それにならって、俺にとっての今年の文字を上げるなら、
 「そう」
 であろう。一文字にできない。早、喪、捜、燥、瘡、葬、躁、想、痩、蒼などなど。最終的には、「創」につなげたい。
 まぁ、去年がうまく行き過ぎた。今年と合わせてプラマイゼロと思えばよい。上下、左右、寒暖、勝負、貧富、雌雄、明暗、陰陽、凸凹・・・生きてくってのは、そーいうこと。バランスって大事だよな。と思いつつも、そいつが一番厄介にして難しい。
 そーいや昨日は食料自給率ネタ書き忘れた。カロリーベースでちょい上がったとかやってたが、そもそも自給率っていう数字自体、あんまし意味ねーと思っている。農業に関わるようになってからずっと思ってたんだが、今回の原油高・資材高騰によって再確認させられた。食料自給率ってのは、「食料という最終生産物」だけを見たデータだ。しかし、トマトならトマトがそれだけでできてるわけじゃない。
 例えば単純な話、肥料がなけりゃ農産物はまともに作れないわけだが、肥料の原料は輸入してる。食料自給率ってのは、国際情勢の変化で海外からの農産物輸入が途絶えた時のことを念頭にしてるんだろう。だが、そーいう情勢になったら、肥料に限らず農業生産に必要な各種資材・原料の輸入だって滞るはず。よって、例え食料自給率100%を達成したにせよ、「各種生産資材の自給率」もそれなりになけりゃ、実質的には意味がないと思っている。
 んじゃ、そーいう農業ってのは・・・やっぱし「有機無農薬」?それも、生産資材として国内で調達できる物だけで?ムリよ。有機無農薬じゃ、今の消費者人口をまかなえるほどの生産性は上げられんし、何よりも生産者人口が少なすぎる。やるとすれば、江戸時代なみの生活水準&農家人口が必要条件でしょう。あるいは、キューバ式の農業でも展開するか。

2008年8月12日
 晴
 マラソンの野口みずきがオリンピック欠場。いや、別に注目してたわけでも何でもない。だが、時間かけて準備してきたことが、突如として崩れ去るという状況に、何となく同類意識を持ってみたりする。しかも4年に1回しかないわけで、1年1回の農業よりもチャンスは少ない・・・残念なことだろう。
 「人の不幸は蜜の味」という言葉がある。そーいう、より苦しい状況にある人間の存在を知ることが、今の俺にとって慰めあるいは奮起の材料になるかといえば、なりゃしない。あんたの苦しみはあんたの苦しみ。俺の苦しみは俺の苦しみ。それを受け入れ、耐えるのは、己のみ。「痛みを分け合う」などというキレイゴトを言う御仁があるならば、ぜひ見せてもらいたい芸当である。

2008年8月11日  参戦
 晴
 2棟収穫15枚。ここんとこ毎回着実に減ってる。お盆休みだな。残り玉を一気に染めてさっさと片付けるべく、エスレル使ってみようかと邪道なことを考えてみた。
 出荷後は、意を決して「参戦」した。さて、どーなることやら。


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