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2008年6月下旬の作業日誌
2008年6月30日  コナジラミ増殖中
 晴 16℃ 38℃
 誘引8ベット。コナジラミが増えてきた気がする。
 アランカ問題の発覚以降、「じょーちょふあんてー」で推移してきた自覚はバッチリある。3週間近くそーやってきたわけだが、ぼちぼち疲れた。
 俺にとって最も受け入れやすい理解は、究極的にはやはり「ジコセキニン」に立ち返ることと思われる。なんで?の疑問に対し、強引な回答を与える。すなわち、
 「そもそも俺がミニトマト経営から中玉トマト経営に切り替えたから、こーなっている」
 「もっと言えば、俺が農業・施設野菜という道を選択したから、こーなっている」
 そうして俺はまた一つ、ヒネクレの度合いを増していく。

2008年6月29日  10週経過・スピノエース&サンヨール散布
 雨 17℃ 26℃
 0.4L 112mg
 ゴチャになってきて面倒だし、何よりもカンパリじゃないんで、段数とか数えるのは終わり。
 2棟収穫45枚。所要は前回並で4時間半。夕方に2棟薬散。
 今年の収穫は今日で3回目。なんかもう、この現状を第三者的に見始めている己があり。そしてまた、怒りというか悔しさというか、似てるんだけどそーいうものとは違った、少なくとも今の俺には言語化できない感情・心情を経験している。フルティカで連作障害を出した時とも違う。表現として一番近いようなセリフをあげるなら、「あほくさ」とでもなろうか。なんで人のミスを、俺が被らねばならん?
 ・・・あぁ、分かってますよ。
 「なんで?」
 とか考えるのをやめりゃ、ナンボかはマシになることぐらい。

2008年6月28日
 曇晴 15℃ 37℃
 4300ppm(段数適当)
 午後出動で誘引1ベット半、一回り完了。明日の分だけ箱折りして夕方に葉面散布。
 「邪念」にかられ、学習を開始した。

2008年6月27日
 曇晴 15℃ 37℃
 ひたすら誘引7ベット。

2008年6月26日
 曇 15℃ 36℃
 2棟収穫して37枚。その所要時間は、4時間半。あぁ4時間半も食いましたよ。たったこれっぽっちの収穫に。出荷後に誘引2ベット半、夕方にカルシウム散布。
 アランカの良い所。低段の奇形・乱形果がほとんどゼロ・・・どーでもいい。欲しいのは量なんだよ、量。

2008年6月25日
 曇 16℃ 33℃
 誘引5ベット。外観上そんなに弱ってるようにも見えない&栄養診断も適正域、、pF見る限り乾燥もないと思うんだが、ガク枯れをチラホラ確認。カンパリでもたまに見るが、それにしても時期的にちょいと早い感じがする。既に遅いが、一応ってことで夕方にカルシウム葉面散布。
 「物価の優等生、タマゴが値上げ」のニュースを見た。まぁ、エサになるトウモロコシ高騰のあおり受けてってやつだ。んぢゃ、トウモロコシはなんで高騰してるの?あれですわ、話題の「バイオエタノール」の原料に回っちゃってるからですわ。その目的はエコだか環境保護だか知らんけど、とにかく「世論」が望んだ(あるいは為政者が勝手にそう決めた)らしい。で、そのツケが食品の値上げに表れるのは当たり前なのに、文句言う人の多いことよ。何?エコとか環境保護とかを推進しようみたいに言ってた人は、もちろん文句なんかないよね?
 まぁ個人的には、「食えない人」がいるってのに、「食い物」を「燃料」に回そうとする、その発想が理解できないんだけどね。

2008年6月24日
 曇か
 結局、昨日の朝から今日の昼過ぎまで「浮上」できなかった。15時過ぎになんとか動けるようになり、せっかくだからジェット風呂ミソギへ。露天で2時間近く、半身浴状態で空を仰いで内観もどき。神経回路のデトックス&メンテナンス。まったく、めんどくせー脳ミソだ。まぁ、今回の場合は「不可抗力」ってより「自己責任」の部分が大きいのは否めない。

2008年6月23日
 夜は雨が降ってた
 朝からかなり深いところまで沈んだままフリーズ。今までで2番目ぐらいの深さ。

2008年6月22日  初収穫、そして疑問「俺は何を栽培しているのか?」
 晴 温度忘れた
 午前中に初収穫。
 まず第一に俺自身によるミス、つまり「斜め45度誘引」の失敗により、1段目が隠れててすんげー収穫しにくい。そして第二に品種自体の特性、すなわち「玉が小さい」ことにより、収穫がめんどくさい。前と同様、サイズ比較の為にペットボトルのキャップを入れて撮影。
 今日は2棟で8枚の出荷だが、これだけの収穫に2時間半もの時間を食った。アホとしか言いようがない。そしてこの中途半端なサイズ。俺の感覚では、ミニトマトと言うには大きいし、中玉トマトと言うには小さい・・・一体、自分が何を作っているのかさえ分からなくなりつつある。
 糖度を測定してみたが、10玉の平均で「6.64」と微妙な値。食ってみる。酸味はカンパリより弱く、味に厚みがない印象。果肉及び果皮はカンパリより柔らかく、収穫してすぐに食っても硬さが気になることはない。その反面、「大玉っぽいモサモサ感」が目立つ、しまりのない食感。総合すると、「なんつーか、まぁ普通のトマト?」という印象と言えばいいか。あと、既に割れを1玉、焼けを3玉確認した。
 10時過ぎに出荷して、フテ寝・・・正直まだ、秋までこいつらの相手をする「心の準備」が出来ていない。

2008年6月21日
 晴一時雨 10℃ 39℃
 3600ppm(6段) 3200ppm(6段・別サンプル)
 収穫してみようかと思ったが、足腰ダルいんでやめ。
 つーか、だ。数年前から頭のどっかで分かってたにせよ、この「満たされない欠乏感」を明確に自覚・直視してしまうと、「俺の世界」のバランスが崩れて息苦しい。欠損しているなら欠損しているなりに、そのまま(割り切って)持っていく方法もあっただろう。むしろ・・・いや、いい。
 人もトマトも、健全な成長を促す上での基本は同じである。すなわち、
 『適切なものを、適切な時期に、適切なだけ』
 早すぎても遅すぎてもダメ。多すぎても少なすぎてもダメ。
 そして最も重要なのは、「対象はあくまでも自己とは別の存在である」という当前の事実を忘れぬことであろう。オモチャでもなければ、操り人形でもない。それを言っても分からぬ、聞き入れぬなら、身をもって示すしかないと思った。
 『俺は、俺自身の力と意思とによって、ここにいる』ことを。
 なんで、こんなつまんねーことにこだわってきたのか?なんで、そんなどーでもいいことを示すために、7年もの月日を費やせたのか?
 ・・・おかげさまで、俺の俺自身への興味は尽きそうもない。


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