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2006年11月上旬の作業日誌
2006年11月10日
 晴れてたか
 残渣を切るにあたって、エンジン重量分だけでも軽くなればだいぶ楽になる。ちと高いのは承知だがエンジン背負型の草刈機が欲しくなり、お買い物に出かける。が、今年の所得では税金かからん=経費を増やしてもメリットがないことに気が付き、来年買うことにして撤退してきた。しかもネットで売ってるか見てみたら、店頭より1万近く安く買えることが判明。農機具もいろんなものがネットで揃えられる時代なのですな。 

2006年11月9日
 晴
 午前中はヤマトの入社前健康診断。去年同様「視力はどれぐらい?」の質問による自己申告。聴力に至っては何も聞かれず。話ができる=聴力異常なし、の判断を下したようだ。午後は昨日の草を排出、点滴チューブ押さえの回収を済ませ、ちょろっと茎カットに入った。夜は農研例会。
 健康診断ということで、オススメの本を紹介してみよう(リンクはアマゾンの紹介に飛ぶ)。
 米山公啓 2001.『「健康」という病』集英社新書.
 2〜3年前、そのドンピシャなタイトルによって衝動買いした本である。健康診断だの薬だのをはじめとして、一般に有用と考えられている事項について、医者としての自身の経験や実態を織り交ぜ、かなり批判的な角度から切り込んでいる。んで全体の趣旨としては、客観的に数値化される健康も重要ではあるが、もう少し「自身の主観的な健康」にも重点を置くべきだと述べている・・・と、俺は解釈している。医学なんか全くの門外漢である俺ですら、「こんなこと書いて、この人は医学会にいられるのか?」とか、つい心配になってしまう程である。医学は日進月歩とか言うから、現在ではもしかしたら的外れになってる内容もあるのかもしれんが、そういう可能性を考慮したとしても、この本は国民図書(?)に指定して老若男女を問わず必読書にすべきである、とさえ思う。
 「有機無農薬野菜で健康に」とか言う連中は、俺からすればもはや「病的」である。まぁ、そのことに限らず、世の中全体として、あまりにも「健康」ってものに執着するあまり、健康を追求すればするほど、正しいかどうかも分からない溢れかえる情報まで得てしまい、逆にいつまでも(主観的な)健康に至れない構図があるように見えてならない。医療・健康ビジネスの世界からすれば、「もっと健康になりたい」という需要がなけりゃ市場も拡大できない=経営的な成功に繋がらないだろうから、この状況は都合がいいんだろうが。
 引用すれば、『病があったとしても、自分のやりたいことが自分の許容範囲でできれば、それは健康である』(上掲、p30)という認識ができないものか。俺からすれば「足るを知れ」。この一言しかないわけだが、人々の「健康であること」への飽くなき欲望は尽きそうもない・・・
 あ、いいんだわ。やっぱこの本読むな。「トマトに含まれるリコピンには抗ガン作用があると言われています」とかテキトーなこと言って売れるマーケットを失うことになるからね。
 みなさーん。ガンは怖いですかー?はい、怖いですねー。でも、安心してください。毎日トマトを食べれば、きっと(←ここ重要)ガンになんかなりません。さぁ、もっとトマトをたべましょー。

2006年11月8日
 晴
 午後出動でゆりこ両端の草むしり。草むしりとか土いじりってのは、やっぱいい。こう、なんつーか雑念を捨てて無心になれるっていうか。
 昨日の自己分析が面白かったんで、似たようなので「エニアグラム」とかいうのをやってみた。長いからリンク張るだけにしとくが、「エニアグラム タイプ8」ってのになるらしい。アドバイスは「いつもあなたの考えが一番正しいわけではありません」と、昨日とおんなじようなことを書かれてるわけで。ま、だいたい分かりきってる結果になったわけだが、昨日のやつにしても、ここまでできる性格分析があるのは驚きである。血液型で性格をウンヌンする話はアホらしくて聞いてられんが、こーいうのならもっと普及してもいいと思う。

2006年11月7日
 クソ暴風雨
 昼にヤマトから今後について連絡。この荒れ模様じゃ野良する気にならんので、午後にはさっさと営業所へ行って諸々書類書いたり手続き。4月で契約が切れてる季節社員の身分である(あった)俺は、契約が切れりゃ当然「退職」扱いになる。だもんで、健康診断から始まってヤマトの安全運転試験まで、一通りぜーんぶ新規にやりなおす必要があるらしい。
 ま、んなことはいいんだが、一つだけ。あの数字がだーっと並んでるのをひたすら足し算する、「クレペリン検査」ってのが嫌い。あんなめんどくさい単純計算の連続で何が分かるのか理解できないんで検索したら、作業能率と処理能力、連関してその人の性格とかを分析できるんだそうな。ほぇー。
 んでどうも、クレペリン検査ってのは就職試験としてけっこう普及してるらしい。色々見てると、自己分析・適職診断みたいなキーワードも出てきた。まともに就職活動なんかしたことがないんで、試しに「エゴグラム」っていう自己分析をやってみた。結果は以下の通り。特にウンウンと思った所を太字にしてみた。

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1.性格
 理想主義者で仕事の鬼、合理主義の塊です。あくまでも冷静で、あくまでも厳しく、槍が降ろうが火が降ろうが、自分のペースを絶対に崩しません。周囲の人々に何と批判されようが、目的達成の為には、仕方が無いと考えて、余り気にしません。特別に冷淡な性格でもないし、人生に趣味や娯楽の彩を添えたい願望は有るのですが、直ぐ様、強烈な目的志向の鞭が入る為に、又、息せき切って駆け出して行かざるを得ないタイプです。

2.恋愛・結婚
 恋に命を懸けたりする人間の、気が知れないと云ったタイプです。恋に熱中した場合でも、何所かに冷静さを残していて、怪しい雲行きになると決して深追いしないタイプです。結婚後はワンマン亭主か、嚊天下になる可能性が大いに高いタイプですから、配偶者は、大人しくて優しい人を選んだ方が無難でしょう。

3.職業適性
 性格的に最も適していると思える職業は、警察官、刑務官、検事、弁護士、消防官、自衛官、事業家、右翼並びに左翼政治家やその活動家。組合活動家、思想家などのように特殊な活動や、片寄ったものの考え方を売りものにする仕事が向いているでしょう。絶対に不向きな職業は、医師、看護婦(夫)、保母(夫)、教師、秘書、芸術家、宗教家、カウンセラー、福祉事業関係者などでしょう。

4.対人関係
 *注意事項
 1. 自分の考え方は絶対だと云う、独善的な固定観念を捨てて下さい。
 2. 合理主義に走り過ぎないで下さい。
 3. 周囲の人々に対する心遣を、もう少し細やかなものにして下さい。
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 だそうな。職業適性を見よ。「特殊な活動や、片寄ったものの考え方を売り物にする仕事が向いている」だそうな。すばらしい。そして一方、「教師」「芸術家」は絶対に不向きらしい。やはり、オヤジの跡をムリに追わされ、「美術教師」だの「画家」だのの道を選ばないで正解だった、と。いや、ガキの頃は、「長男だし」「このまんま惰性で・・・」とか考えてた時期もあったのは認めるが、そんな動機と言えない動機で教師だの画家だのになってても、世のため人のため、そして己のためにならんことウケアイである。まぁ、芸術家ってのは自己主張・自己表現について常人以上の欲求があるからできるわけで、その点だけで言えば適性はあるかもしれんがね。
 対人関係についてはツッコミを入れておこう。
 1.俺の考えが絶対です。給料取りならいざ知らず、個人事業主ですから、自身に対する絶対の信頼を失うことはすなわち、事業の頓挫を意味します。
 2.合理性を捨てたら、経営なんか成り立ちません。合理性の追求は、資本主義世界の発展にとって大きな推進力の一つだったはずです。
 3.周囲の人々を気にして迎合するような男だったら、親の反対を突っぱねて百姓始めたりしなかったでしょう。
 うん、面白いもの見せてもらった。

2006年11月6日
 曇
 マルチはがし、完了。ハウスカーを改造したがため、南は随所でマルチが土の下になってて、単なるマルチはがしが肉体労働に変容しうることを体験。

2006年11月5日
 晴
 久々に午前中から出動。排出・粉砕とも全て完了。残渣は3棟分でちょうど2t車1台分に収まった。
 昼前には今年最後の収穫して5枚。総出荷数は4109枚相当で、前年比573枚の減。定植が遅かったことを考えれば、減少の程度としては妥当と思われる。収量は減ったにせよ、売上で約10万の増、営業利益で約80万の増となった。B品がなけりゃこんなもんだろう。
 来年は、ケチらずに全て接木苗を導入する。それでもなんぼかは倒れるだろうが、相当マシになるはずだ。んで、1棟4ベットの密植を画策している。去年、今年の分を取り返す・・・去年も同じこと言ってて失敗してるだけに、3度目の正直は実現させたい。

2006年11月4日
 晴れてたか
 確か排出・粉砕の続きしてたはず。

2006年11月3日
 晴
 午後出動で排出分の粉砕、終わって南の排出開始。
 やりゃできるんだからやったほうがいいのか、やれるけどそんなに必要ないからやるだけ無意味なのか・・・悩む。
 黒のクリステル。いい。すごくいい。

2006年11月2日
 晴
 午後ってかほとんど夕方出動。北側の排出だけは済ませた。
 閣僚の資産公開。億とか言ってますよ。最下位でも2千万とか。一方、当零細事業所における今日現在での総資産は・・・見たら387万ぽっちだそうです。はい。

2006年11月1日
 晴
 午後出動。ゆりこ引っこ抜きしてダンプで排出開始。とりあえず北側から。
 夜は、来年の作付け計画について捕らぬ狸の皮算用。3000通りを試したとかいうボーダフォンの孫さんにはかなわんが(数こなせば良いってもんでもないだろうが)、ベット数だのハウス棟数だの挿し木だの連作障害での損害割合だのとあれこれ変数を付けて、18通りをエクセルで試算してみた。せっかくまともにシミュレートするんだからと、経費面で固定費と変動費をちゃんと区別。
 結果は、非常に興味深いものになった。特に、挿し木を丸1棟全部に採用した場合、ポット苗で定植した場合よりも売上高・営業利益で劣るという結果は、単なる目先の種苗費削減を考えていた俺にとって、まさに目からウロコであった。やっぱし、客観的に事態を見るには(頭痛くなるにせよ)数字が一番分かりやすい。そして、単に数字を見るのみならず、条件を変えて「いじってみる」必要性と効果を強く認識した。まぁこれも、何年かやった「自分の」帳簿があるからできるわけで、今までちゃんと帳簿つけてた俺に感謝。
 親方は言った。
 「使うべき金をケチるな。」
 身に染みて分かりました。もう、挿し木なんかしません。


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