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05年8月中旬の作業日誌
2005年8月20日  17週経過&職場放棄
 晴夕方雷雨  温度は知らん
 起きたら昼過ぎだった。ここ最近のリズムを見ると、久々に昼夜逆転が来てるのかもしれんが、どっちかってーと心身ともにくたばってるのが大きいだろう。
 昼過ぎから収穫しても間に合うだろうが、気分が乗らんので、今日は職場放棄。買ったけど時間なくて開いてなかった本読んで、現実逃避な一日を過ごした。
 収穫がある状態では初の職場放棄をかまして吹っ切れたらしく、「今」北海道行きたくてしょーがなくなっている。まともに稼ぎが上がる年ならそんな事は思わんだろう。農業が趣味みたいな俺にとって、別に休みもレジャー要素もほとんど不要。俺のモチベーションを支えてるのは「野良仕事(がうまくいってる状態)」っていう一本柱であって、それさえ立ってりゃ他には何にもいらない。
 その一本柱が完全に崩壊して、なーんにもなくなってるのが現状なわけだ。仕事がつまらんだけなら、給料取りと同じで「休み」とか「レジャー」が欲しくなる。冷静に考えりゃ、稼ぎが上がらんからこそ、今はちょっとでもムダにせず収穫する必要がある。が、結局のところ、俺はそーいう風に考えられない。デジタルに「勝ちか負けか」としか判断できない。で、今年はどーあがいても「負け」と分かりきってる。「どの程度負けか」は、俺にとって重要ではない。負けは負けで、それだけ。「やり抜くことに意義がある」とか、騙し騙し言い聞かせてここまで動いてきたが、心から納得できてるわけじゃない。
 もちろん普通の親方は、泣き言だのグチだのを言いながらも、目の前の管理作業から逃げるなどという情けない行動はしないはずだ。まだ行動に移してない(今日は既に逃げてるか)にせよ、そーいう逃避願望を抱く時点で、親方を目指す男としてダメダメである。んで、普段ならそーいう己にハッパかけることもできるわけだが、今はもう「どーせ負けなんだし、ダメならダメでいいべハー」と、投げつつある俺がいる。その裏に、「来年勝てばいいべハー」と思える部分があるだけ、まだマシである。
 別に気張ってもしゃーない、か。気張ってどーにかなるわけじゃないし、気張って自己満足「だけ」でも得られるかってーと、この状況下ではそれもなさそうだし。「気張る理由」がない。農繁期に何日も手を止めるなどありえんことも、稼ぎ上がらんのに遠出の出費など控えるべきなのも理解している。何より、そーやって一時的に逃避したところで何も変わりゃしないし、戻ってきてから現実を見るのは、今よりもさらにキツイだろう。1日ならまだしも、何日も収穫しなけりゃ、裂果とかの損害も大きいだろう。
 それでも、今は北海道へ行きたい。目的地は一つ、釧路湿原。ウニ丼も食えば言うことなし。
 26日まではフェリー代が高いらしい。以降、道東の天気が良さそうな日程で、3〜4日かけて放浪したい。農繁期の遠出・・・無謀なのは承知だが、そんな自分で楽しめるのも、ボコボコにやられた今年ならでは。
 まぁ、学生の時の衝動的放浪と違って、今は経済的損失を伴う。明日はカンパリ収穫だが、それでも気持ちが変わらんかったら、フェリー予約入れて実行に移す。

2005年8月19日  葉カビが珍しい
 ゆきえ収穫59枚。全量B品挿し木約12枚。昼メシ食ったらすんげー眠くなり、15時過ぎまで昼寝。そんなヒマはないはずだが、もはやどーでもいい状態だからだろう。出荷後はもはや義務感だけで半ベット誘引してあがり。抵抗性のあるフルティカで葉カビを発見した。去年まで毎年悩まされてた葉カビだが、お久しぶりで珍しくすらある。

2005年8月18日  社長出勤
 晴のち曇  最低22℃ 最高33℃
 9時過ぎに起きた。もはや戦意喪失のどーでもいい状態なんで、今日は久々に本でも読んでグウタラすっかと思ったが、とりあえず収穫することにした。
 みほで78枚4時間。全量B品で挿し木は約10枚。小玉でB品のくせに、樹勢維持したせいかなかなか収量が落ちない。フルティカの挿し木はカンパリほどうまくクロスフェードしてないが、理由は恐らく萎ちょう病。アオバもベンレートもやってないし、コルク部からも感染してるんだろうが、挿し木の被害は定植苗より激しい。
 夜は、やっと納品になった箱を折った。一気に500枚折ったが、今月中に全部はけるかどうか。出荷数は昨日で3000枚を超えたみたいだが、当然のことながら売り上げは3000枚分以下。

2005年8月17日  箱がない
 晴  最低19℃ 最高33℃
 F:35mg 1.0L  C:84mg 1.2L
 全域でさらに追肥減。フルティカは2段連続で花落ちしてるせいか、またメガネでも出てきそうな感じ。今月いっぱいで、追肥はカンパリだけにしてもいいかもしれない。
 カンパリ収穫46枚、2時間半。挿し木は22枚ほど。先週頼んでた出荷箱が、お盆休みなるもので納品が遅れてまだ来ない。ミニの箱は若干あるんだが仕切りがない(ってかセンターで貰ったのが合わない)んで残してたが、工作して今日はミニ箱で出荷。明日の午後になっても来なかったらコンテナで出すしかない。誘引は1ベット。夜は原稿の最終校正して提出した。続いては全国大会の広報班長として編集方針を固めねば。今や農作業に面白みがない分、気晴らしになってくれそうだ。
(更新履歴)
 追肥設定変更

2005年8月16日  ものかきたのしー
 曇のち晴  最低21℃ 最高30℃
 ゆきえで60枚3時間半。A品7枚、挿し木12枚。誘引1ベット。
 夜は、こないだヒナ型作った原稿の校正した。が、なんか中身が気に入らず、全部書き直し始めた。そのまま書き直しにハマって、現在1:00過ぎ。やっぱ字数の枠が足らず、尻切れっつーか一気にスパートかけた感じになったが、まぁある程度で納得しとかんと終わらんので、完成したことにした。

2005年8月15日  惰性の日々
 雨時々曇  最低22℃ 最高30℃
 みほで64枚4時間。内、A品8枚、挿し木11枚。誘引1ベット半。
 管理は完全に遅れてるわけだが、何かもう追われてる気もしないし、どーにかしてやろうみたいな気にもならない。「目の前にジャングルがある」「だから誘引する」みたいに、条件反射的あるいは惰性的な労働と化している。もちろん、外見上やってることは同じだが、例年ならこーいう状況でも樹勢の観察その他をして、あれこれ考えながら仕事している。今年は、それがないし、する気にもならない。毎日毎日、休みなく面白くもない仕事をして、しかもロクな金にならない・・・改めて考えると、実は今年の俺って、給料取りやってるより不幸かもしれないとか思った。

2005年8月14日  社長出勤
 F:59mg 1.1L  C:約130mg 約1.5L
 久々に追肥をいじった。今日からは挿し木も定植苗と同じように扱う。割れが多いんで全体に潅水を減らし、窒素量もやや減。
 昨夜は寝られんからって深酒して、今日は9時過ぎに起きた。10時からカンパリ収穫して72枚、挿し木は26枚ほど。今日はさらに割れがヒドく、コンテナ5枚分にもなった。ただし南北で極端に違い、5枚中4枚が南から。割れも含めた着果量にも差があって、北の方が25kg近く多い。なんかやる気がないんで、夕方は箱だけ折ってあがり。例の原稿も締め切りまであと3日なのにまだ何にも書いてなかったんで、17時と早めに上がって物書きした。1600字で言いたいことをまとめるのはつらい。最低2000字は欲しいところ。
(更新履歴)
 追肥設定変更

2005年8月13日  16週経過
 曇  最低21℃ 最高34℃
 ゆきえ収穫72枚。内A品15枚、挿し木で17枚ほど。収穫4時間半。こないだのカンパリから、裂果が一気に増えてて、1棟あたりコンテナ2枚分ぐらい出る。ミニに比べりゃマシだが。出荷後は誘引半ベットして、ゆきえにチェスまいてあがり。
 先に入力してたから忘れてたが、今日で16週と後半戦に入っている。そーいや硝酸試験も忙しいんでしばらくやってないし、追肥もずーっといじってない。まぁ、生育に極端な異常はないからいいだろう。変わったことといえば、今月上旬の猛暑続きで、萎ちょう病による壊滅域が一気に拡大したことか。今まで1本も倒れてなかったMB区でも新たに転移が見られ、南のY3区は驚くべき勢いで病勢が進み、先月末からこれまでの2週間たらずで半壊状態。これまで一番ひどかったYF区に至っては、たぶん残すところ10m前後。全被害箇所を合わせると、だいたい3ベット分かそれ以上になっている。
 夜は小野田少尉殿のドラマ見た。彼は軍人だから、上官の命令がなけりゃ戦闘停止しないと。じゃあ、俺は個人的テロリスト。上官も何もありませんから、俺が飽きるまで戦い続けます。
 「信念があれば、一人でも戦争はできる」
 信念ってほど立派なもんじゃないが、俺は「意地」と「気合」と「憎悪」でもって、一人で戦争してみよう。
(更新履歴)
 チェス追加

2005年8月12日  チェス散布
 曇時々雨  最低20℃ 最高29℃
 みほ収穫62枚。挿し木で14枚ほど。挿し木からの玉はデカくて手間がかからんので、目立つグリーンバックをはじいて12枚分はA品扱いにした。出荷後は、遅れ遅れになってたチェスを散布。密度低下を狙って先行散布したテルスターの残効はとっくに切れて、既にかなりの所まで増殖している。誘引が終わったら、とか考えてたわけだが、またそれをやると次はいつになるかわからん。管理は完全に追い抜かれてるし。
 久々にカメラ持ってきたんで、通路とジャングルの状況も記録撮影。今年の沼地化と「まとわりつき」の程度は、研修の年と同じぐらいにヒドイ。両足に10kgぐらいずつウエイト付けて歩いている感じ。動噴背負ったら長靴なんかじゃ足が抜けないんで、今日は田植え足袋を装着し、半分ヤケクソになりつつ気合で歩いた。
 しっかし、今年ほど農業がつまらんと思ったことはない。萎ちょう病、フルティカの収量の低さ&B品大量生産、沼と、トリプルパンチ・・・これを「生殺し」状態とか言うんだろう。まぁ何でもうまく行ってるうちは楽しいわけで。うまく行かない状態でもモチベーションを保てるほど、俺は大人じゃない。つまらんものはつまらんのだ。
 デウス様が存在するんなら、「おめー、これでも百姓続ける気あんのかコラ?」って聞いてるのかもしれない。答えはもちろん”E claro que sim!”ではあるが、今年の大失敗により、かつて農業を志した時期とは、農業に対する考え方がだいぶ変わったという自覚がある。具体的には、当初は「金じゃない」「俺が勝手に楽しんで、自分が納得できるものが作れりゃいい」という思いが強かったが、それが完全になくなったこと。別に、儲けて何をしたいとか、何を買いたい(農地とハウスetcは欲しいが)とかいうのはないが、「結局は金稼いだモンが勝ち」と、割り切った思いが強くなってきている。
 世の中、金じゃ\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
 来年、全力でリベンジじゃ。
(更新履歴)
 チェス追加

2005年8月11日  いい感じのクロスフェード
 曇  最低21℃ 最高30℃
 カンパリ収穫80枚。内、挿し木32枚ほど。定植苗と挿し木の収量クロスフェードが、かんなりうまく行ってる。贅沢を言うならもうちょい後にずれてもいいが、ほぼ描いたイメージ通りになってくれている。収穫3時間半、出荷後の誘引は1ベット半でカンパリがやっと終わったが、みほが既にジャングル化しつつある。優先順位が最下位にあるフルティカ挿し木に至っては、どっから手を付けたらいいかわからん状態だが、あれはとりあえず取れりゃいいから、全体の作業が落ち着くまで放置することにしている。
 夜は農研の三役会に参加し、来年の全国大会がらみで広報担当を背負うことになった。忙しくなりそうだが、5月末ぐらいまでに作り上げておけばどーにかなる。


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