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| 05年7月上旬の作業日誌 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2005年7月10日 通常業務 曇一時雨夕方やや強風 最低18℃ 最高29℃ F:260mg 1.8L C:297mg 2.0L 窒素量の増加は、よっぽど樹勢が落ちない限りここで止めておこうと思う。生育がどうこう以前に、肥料の消費量がバカにならないし、総収量的に重要な部分を占める9月の収穫分ぐらいまでは生育が進んでるわけで。むしろ、体内硝酸イオン濃度で最低1500ppm前後(カンパリを見る限り、1000ppmじゃ細い)を維持できる範囲内で、窒素量は漸減させつつ潅水量を増やして「水増し」した方が経済的だろう。ミニと違って、そうそう割れないわけだし。来週は晴れ間が続くとかの予報だから、そこでどこまで持っていけるかで、秋口の収量が決まるんじゃないかと思う。 作業は、フルティカ2棟収穫して89枚。内、B品は48枚と半分を超えた。収穫3時間半、選別2時間半、箱詰め1時間ちょいで17時過ぎに出荷。B品の出ないカンパリの方が、選別は早く済む。なお、今日は箱の在庫が足らずに、選別前に折った。中玉の場合、在庫は常に最低100枚をキープしておきたい。出荷後は誘引して100m。 (更新履歴) 追肥設定変更 |
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| 2005年7月9日 11週経過 曇 最低16℃ 最高27℃ 定植苗の生育は、主茎9段開花の3段着色開始。1段目の収穫は、あと少しで終わる。昼の硝酸イオン試験は、フルティカで1500ppm前後、カンパリで1000ppm前後。着果量が圧倒的に多いからか、数値上でも見た目でもカンパリの樹勢がだいぶ落ちてる。窒素量の増加もそうだが、潅水量もフルティカより多めにした方がいいかもしれない。果実容量がデカいってことは、水分要求量も大きいってことだろうし。 ここで、実際の生育状況から見た、フルティカとカンパリの特性を比較・整理しておく。
さて。こーやって比較して見ると、生産者としてはやっぱし、カンパリを選ぶのが正解と思われる。ぶっちゃけ、組合に入ってれば、他の人よりも高品位の物を生産したところで「十把一絡げ」な単価で扱われるわけで、質よりも量を追求した方が、経営的には好成績を出せる。組合に入らず、直売なんかを主体に経営するんならフルティカを採用し、一般的中玉トマトよりも高値でも買う、一部の「こだわる(ウルサイ)消費者」及び「舌の肥えたピラミッド上層部」をターゲットにするのが良いだろう。 作業の方は、カンパリを収穫して54枚。収穫2時間半、選別1時間、箱詰め1時間で完了。単位時間当りの労働報酬は、どう考えてもミニトマトより良い。ちょっと前から思ってたが、たぶんパートなしでも3棟を俺1人で回せる。 全力でがんばれば。 |
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| 2005年7月8日 グチ 晴 最低16℃ 最高30℃ いつもの4時起きはできんかったが、6時からゆりこにルビゲン散布。 で、今日はみほから誘引の続き。10分ぐらいやったところで、やられた。 ガシャーン・・・ガシャーン・・・・・・・・・・・ガシャーン ゆりこで番線が切れた。しかも、1本が切れた衝撃につられたか、3本同時。せっかくルビゲンまいたってのに、地面に寝ちまってるわ、当然のごとく実は落ちまくってるわ、茎はボクボキ折れてるわ、最悪。 これは、番線が「切れた」のではない。「切られた」のだ。 「必殺いいかげん仕事」のファームによって、この忙しくなりつつある時期に。 切れてる箇所は全て、番線を張るときにねじれた所。ねじれないように丁寧に張ってあれば、普通はこんなことにならないし、重量で切れる場合は元から切れる。そしてもちろん、張ったのは俺じゃなくてファーム。 俺も、結構いいかげんで大雑把な男の自覚はあるが、その俺が「いいかげんだ」と思うぐらいの、低レベルな仕事しかできないのがファームである。こんなんで農業法人を名乗り、しかも農家として独立を希望する研修生を受け入れて農業技術を教えようなど、おこがましいにも程がある。経営として成り立たない技術や「回し方」を教え、(もしも)それを信じ込んだ研修生がいたとして、独立したはいいものの結果として破綻したなら、その責任の大部分はファームにある。ちなみに言うと、俺はファームでの研修中、何か技術的なことを学んだ覚えはない。1年で学んだことは、「ミニトマト作の1年の作業の流れ」ぐらいであって、そんなものは技術書でも読むなりすりゃ分かることである。学生時代の農家バイトの方が、よっぽど学ぶことは多かった。つまり、俺の現在の農業技術は、半分以上が実践による独学で、残りのほとんどは各種試験成果情報及び技術書なんかによるもの。技術的な面で、ファームの世話になった記憶はない。 経営的に成り立たない回し方について具体例を。つい先日、ゆりこの隣でファームの収穫を見た。驚いたことに、収穫パートが5人もいた。聞いたら、その日の収穫は30枚程。平均箱単価を1200円と想定し、時給650円のパート5人を午後5時間雇用したとすると、この日の収支はこうなる。 30枚×1200円=36000円(売上) 36000円−時給650円×5人×5時間=19750円(人件費を差し引いた利益) んで、去年の俺は雇用ナシでやったわけだが、それでも総売上の50%ぐらいは経費で飛んでいく。この日のファームの売上で言うと、36000円の半分である18000円は人件費以外の経費と考えられるので、想定される純利益は、 36000円(売上)−16250円(人件費)−18000円(その他経費)=1750円(推定純利益) となる。 ったく、こんな経営で回せるわけがないことは、素人でも分かるはずだ。 それも分からずやってるファームはすなわち、素人以下の「烏合の衆」と言うことができよう。まぁ、社長からして農業の素人だからしゃーない。 そして、そんなアホみたいなやり方でファームが存続してる理由は、裏に青果センターがあるから。あの日のパートだって、5人中3人はセンターから回された人のように記憶している。つーか、30枚ぐらい1人で収穫できないような能率だってことが問題。 能率の点で見ると、ファームでは1+1=2どころか1のまんま。普通、農業の世界では1+1=3〜4ぐらいが成り立つのだが、ファームではそうならない。見た目の「量的な拡大」には躍起になってるし実際にイチゴを始めたりとデカくなってはいるが、「質的な拡大」が全くと言って良いほどなされていない。普通、量的な拡大をするとスケールメリットを生かして所得率を上げることができるはずなのだが、今のファームには恐らくそういう効果がないんじゃないかと、ハタから見て勝手に想像している。 そして独立者には、ファームのいい加減仕事によって補修しなきゃ使えないようなハウスを、有償(俺の場合1棟で20万ぐらい)で貸す。他、俺の売り上げの5%もファームに流れる(販売委託手数料ったって、販売について手数を取らせてる相手は青果センターであって、ファームではない)。 今日は結局、切れた番線の補修で、俺の貴重な時間と労力を「ファームのせいで」1時間も費やすことになり、しかもその作業中に張線器のワイヤーで腕を切って流血。なんでこの俺が、ファームごときのために、こんな目に会わねばならないのか?張りなおしたところで、1人でも能率的に収穫できるような高さに設定した横糸は垂れ下がるし。 結局、独立希望者の支援どころか、烏合の衆であるがために人の仕事のジャマしかできないのが、ファーム。 ま、強いて言えば「反面教師」としては機能しているか。 (更新履歴) ルビゲン及び混用したB5を追記 |
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| 2005年7月7日 ルビゲン散布 曇り後雨 最低18℃ 最高28℃ 今日は誘引のつもりだったが、見たらフルティカがいい具合に染まってる感じなんで、2棟だけ収穫。F:13 FB:29の計42枚。グリーンバック果ばっかし赤くなってたような結果。15時過ぎに出荷して、夕方にはフルティカにルビゲン散布。体的にガタが来てるが、明日の朝にはカンパリにもまく。 (更新履歴) ルビゲン及び混用したB5を追記 |
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| 2005年7月6日 アファームでコナジラミも死んだか? 山の天気 最低18℃ 最高34℃ 朝はフルティカにロブラール散布。久々に、農薬による身体的影響を感じた。通路が狭いんで、どーしても散布後の濡れた葉っぱに「二の腕」が触れる。今年は毎回そーやって腕を濡らしながら農薬散布してきたが、ロブラールを滴るほど浴びると、なんか筋肉が痛いような熱いような感じになる。 のち、午前中はフルティカ2棟の芽かき。午後はみほから誘引して4ベット。今回気がついたのは、コナジラミが格段に減ってること。アファームの適用害虫にコナジラミはないんで、今週中にでもアクタラをまくつもりだったが、この分ならもう少し待って散布して、できるだけ後までアクタラの残効に頼った方が楽でお得だろう。 (更新履歴) ロブラールおよび混用したB5を追記 |
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| 2005年7月5日 ロブラール散布 曇のち雨 最低18℃ 最高30℃ 3棟収穫。C:25 F:39 FB:21の計85枚。6時から収穫して昼まで。13時から選別して出荷は16時半過ぎ。これなら100枚は余裕でいける。 中玉の平均箱単価を1000円とすると、100枚で10万。去年の仕切り書によると、ミニの1日当り最高売り上げは8月14日の76枚で93000ぐらい。しかもその状況だと、昼メシも申し訳程度に食ってやったはずだから、やっぱり中玉は「割に合う」と言えそうだ。現時点で中玉の割に合わない部分を考えると、売り上げに占める箱代および運賃が、ミニよりも相対的に割高になるってことか。また、果実1玉辺りの金額が大きくなるため、必然的にミニよりも農薬代がかかる(かけないといけない)とも言える。まぁ何よりも、早めに防除しないと、俺にとって「安全・安心」じゃない。 出荷後は、灰色カビ対策でロブラール散布。スミブレンドでいく計画だったが、水和剤は薬斑が残りやすく着果後はできるだけ使いたくないんでロブラールにした。十分な時間がなかったんで、今日はカンパリだけにしてフルティカ2棟は明日の朝にやる。何か、フルティカは「地上部のカビ系病害」に強いように思う。灰色カビもウドンコも、カンパリの方で被害が目立つ。 そーいや、この時期になるとYBCラジオでロブラールのCMがしょっちゅう流れるが、よくわからない。「今年もロブラールでガンバルぞ!」・・・んな、栄養ドリンクじゃあるまいし。 (更新履歴) ロブラールおよび混用したB5を追記 |
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| 2005年7月4日 通路除草 曇りのち雨 最低17℃ 最高22℃ 丸一日かけて、みほとゆきえの通路を除草。草むしりで腕が筋肉痛になったのは初めて。握力も落ちてて、帰りにハンドル握るのもキツかった。 夕方は液肥準備。増量したのと原液の窒素率が低いことで、2日に約170Lも消費する。肥料代に換算すると、1日に約2000円と贅沢な使い方をしている。 |
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| 2005年7月3日 3000ppmなら良いかもしれない 晴時々曇 最低19℃ 最高27℃ (1棟1500本換算) F:210mg C:240mg 1.6L 昨日書き忘れたが、硝酸イオン試験結果は全域ともに1500ppm前後。どうもこの辺りで頭打ちになってるが、試しにチューブ元付近の強い株からのみサンプル採取して測定したら、倍の3000ppmぐらいあるという結果になった。目標にしている4000ppmまで持ってった場合にどーなるか不明だし、「硝酸イオン濃度が倍=肥料も倍ぐらい流れている」と言えるかも分からんが、外見上の樹勢と着果状況なんかを見る限り、3000ppmなら「強すぎる」ということはない。むしろ、着果負担が大きいこの時期でも全体の樹勢がこのぐらいなら、管理として理想的だと思われる。 その考察を受けたのと、全体に樹勢が落ち気味なこともあり、株の理論値を1500本(実数)換算とすることにした。さらにピーク前ということで、今週はF17にタンクミックスA&Bを混用して流す。先週の途中から、挿し木のバルブも半開きで流してたが、局地的にメガネになりつつあるんで中止。挿し木の生育ステージがもう少し進むまで、挿し木の追肥としては週に1回程度一気に流すようにして対応する。他、南の増量分は面倒なのでナシにして、代わりに北の本管バルブをやや絞り、放っておいても南に多めに流れるようにした。 今日の作業は、挿し木の芽かき&誘引。早いものは横倒しできるまでになっていて、カンパリの方が早い。カンパリの挿し木では、モザイクウイルス感染株らしきのを1本発見。 んで、どうも挿し木(特にカンパリ)でウドンコが止まってない、てか再発してる気がする。定植苗でも、カンパリの方がウドンコにやられやすいように見える。なんか今年はウドンコが手ごわい感じなんで、明後日の収穫が済んだらルビゲンでもぶちまける。ピークに入る前に、病害虫は徹底的に叩いておこうと思う。 夜は、忙しくなる前に8月下旬分までの白紙日誌ページを準備した。 (更新履歴) 先日のアファームに混用したB5を追記 追肥設定変更 |
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| 2005年7月2日 10週経過 曇のち晴やや強風 最低20℃ 最高33℃ 挿し木の定点観測も終了。代わりにガンの経過報告。予想よりも進行スピードが遅いが、週に1〜2本ぐらいのペースで「順調に」被害は拡大している。空撮(骨に登っただけ)もかましてみたが、視点を変えてみるとナカナカ面白い。とか言ってる場合じゃないんだが、もうどーにもならんので気にもならない。写真は共に激発虫のYF区だが、写真中央部で10m前後が壊滅している。 今日は全域収穫。早いものは2段目も収穫できる。C:19 F:20 FB:11 の計50枚。7時頃から始め、途中でHさんとダベったのも含めて16時過ぎに出荷。夕方には選別用の作業台を組み始め、明日からの液肥を準備してあがり。 |
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| 2005年7月1日 アファーム散布 曇一時晴時々雨 最低20℃ 最高30℃ 朝は5時からアファーム散布。もうちょっとしたら追い討ちにアクタラをぶちまけて、皆殺しのクリーンな状態でピークを迎えたい。「クリーン農業」ってのは、こーいうことを言うのだと思っている。 日中は、最後のハード準備である挿し木の中糸結びを終わらせた。挿し木フルティカの株間に植えるつもりで用意していたセル挿し木苗は、ここんとこ水遣りを怠ってたためにだいぶ痛んで、使い物になるのが半分ぐらいになった。ただ、フルティカ挿し木がかなりデカくなっていて、今から植えても陰になってうまく育たなさそうだし、育ったら育ったで吊り上げその他がピークの真っ最中になるから相手できない。そんな事情で、こいつらは破棄。「産めよ増やせよ作戦」は、ピーク過ぎの落ち着いた時期まで延期する。 セル挿し木はうまく発根していて、茎を掴んで引っこ抜いても倍土は崩れない。一部は「検証実験」としてフザリウム菌密度が極めて高いであろう壊滅ポイントに植えてみた。カンパリは自根でも萎ちょう病の抵抗性があるわけで、このセル苗がうまく育てば、接木する必要性はないと言える。一つ心配なのはネコブだけ。 夜はこれから箱折り内職。一昨日には中玉用に若干背の高い箱が到着している。去年の余りのミニトマト箱では、中玉(大きめなもの)を入れるのに苦労するのだ。 (更新履歴) アファーム追加 |
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